ケイキコンテスト審査員

今回は、ケイキコンテストの審査員をお願いされまして、もちろん了承していったのですけれど…

審査をするって…何を基準になのかなぁって

だって大好きからはじまったそれぞれの想いはみんな一緒だしね

能力や素質はその子その子それぞれ

一体どんなことになるのやら…

子供達は、みんな真剣そのもので、そのステージに挑戦しに来てて

お父さんお母さんもまた、そのご家族一同がサポートしていてね…。

子供達が控室で、衣装つけや、振りを確認して踊っている姿に…心うたれました…

それは、まるで奉納するぐらいの気迫。

髪の毛を前日から三つ編みして整えていて…

manaさん駆け出しの昔の自分達を思い出しました。必死な想い…

今、あの頃の必死感を出そうと思っても出せません。今は今の私達の必死感…

急に私達のスイッチも真剣モードに…

子供だけど、子供じゃなくて、大人顔負けに子供達は覚悟を決めて、このコンテストというものに

チャレンジしてきてるんだと…

鳥肌が立つぐらいでした。

私達と、みほちゃんと、けんさんの4人で審査員をさせていただきました。

とっても感覚が同じだったので、大切にしているところが感じあえながら、大人4人で真剣に話しあって、色んな方向から見据えて、そしてこれからの彼女達、今は子供時代から、青春時代を通り越して

大人の女性に成長する段階での、今の彼女達に

何か私達4人が出来ることってなんだろうって

真剣に話しあって、決めていきました。

審査発表ギリギリまで話し込んで…

でも、それでも、子供達ひとりひとりの努力とか、性質とか、持ち合わせてる雰囲気とか、子供ならではの素晴らしさとか、いろんなバックボーンとか…

感じれば、感じるほど、点数なんてつけれなくなっちゃうし

でも、順位はつけないとだし

子供達に、これからの希望を持って大好きなフラをますます続けていってもらいたいとの一心でした。

そして、審査結果を伝えさせていただきました。

それから、自分たちのステージだったのですが

力を使い果たして、半ば呆然として踊らせて頂きました。

子供達が真剣な眼差しで、身体全体で私達の踊りを

みているのが伝わってきました。

たくさんのものを、今の私達から受け取ってもらえたらいいなぁって…そんな願いを込めて踊らせてもらいました。

最後はヒールザワールドを一緒に踊ろうって声かけて…そしたら、先程ライバル同士で踊った子供達がひとつになって、踊ってくれました。

キラキラ笑顔で、はじけて踊ってくれました。

やったぁ、やったぁ、やったぁ!私達の心の声!

踊り終わったら子供達がいっぱいやってきてくれて…

たくさん泣いて笑ってました。

そりゃ、そう、悔し涙流した子供達…

ひとり9歳の女の子が、先生と手を繋いで私達のもとへ…女の子は必死に涙をこらえて立っています。

その姿に心がきゅんとなります。

今度は1番になりたいんですと…

たじろぐ私達…

うんうん…そーだよね

先生がこの子すごく負けず嫌いで、自分でいっぱい研究していて、努力をしているんですって

はげましてあげてくださいって言われました。

ことばをその時なんてかけたか、もう覚えてないのだけど…いっぱいいっぱいのこと話しました。

ポロポロと涙を流してくれて、うんうんってずっと聴いてくれて

私達も、そのときの精一杯を伝えたいこと話したけれど

思い出せば、あーまだ、伝えたいことあったなぁとか、目をつぶれば、その子の表情とかが、今も鮮明に蘇ってくる

そのあとだって、背の高いお姉ちゃんたちの奥で、どの言葉も逃したくないというように、ずっと全身で聴いてて

こんなに夢中になって、切磋琢磨して、悔しいって、ごまかさずにそのまんまを見せてくれて…感動する

自然に、どこのクラスの子供達もいっぱい集まってきてみんな真剣に話を聞いてくれて、涙したり、笑ったりしてくれて

純粋な時間に包まれました。

大人顔負けの踊りの裏の彼女達の顔は

純粋でまっすぐなそのまんま…

泣いてつけまつげやお化粧も崩れて、子供の顔が見え隠れしていて、ホッとするひと息。

早く大人になりたいかもだけど、

今しか出来ない、踊りをどうぞ踊っていってほしい

だって、大人になって、更年期を迎える私達にとって、どうがんばってもあなた達の踊りは、踊ろうと思っても、踊れないのだから…

芸事をその小学生時代から身につけて大人になれることを、感謝してはげんでください。

そして、今回は神様からのプレゼントのようなことが起こりました

ひとつのグループの演技のときに、CDの音が間違っていて、演技中に、子供達が不安になっていって、涙が出てきて

間違えたりしながら、それでも、それぞれが奮い立ち、踊り続けていて

でも、とうとう、CDの音が、切れてしまったから、終わるしかなくて

全員が号泣で、袖に引っ込む

泣いて泣いて、そしたら、会場のみんなも、めっちゃ泣いてて、もちろん私達も

そんな中で、ハラウの小さい子達が、私達のとなりで大丈夫〜やれるで〜〜ってめいっぱい大きな声で伝えてて

その姿にまた、号泣する…

もう一回、はじめから曲が鳴って

グシャグシャになった顔、落ちた気持ちを、もう一度奮い立たせて、ステージへと戻ってきた子供達

そこには、自然体の子供達がいて、踊らながら、どんどん剥けていく

あったかいひとつの空気に包まれて、演技が終わりました

その子たちにとっても、会場の皆さんにとっても、私達にとっても、みんなにとって

踊るとは…大切なこととは…って問われた

私達の心の中で、ずっとコンテストってどうなんだろうなぁと感じてる中で、こんなに愛を感じさせてくれる瞬間に出逢うことがあるんだと

必死に向き合ってきて、その中で、クラスの中でもぎすぎすしたり、憧れたり、ライバルになったりもするし、気持ちも体もギリギリの精神のときに、こんなプレゼントを神様はくださった

そこで、踊ってくれた思春期に入るお姉ちゃんが、もうね、みんなの気持ちがあったかかってん、すごい感動したぁ〜〜って泣いてて

私達は、ほんとにほんとによかったね、この感覚が踊ることやけんね

この体験が、これからの踊りとなっていくよ〜〜って

それからの、ヒールザワールドの世界だったから、ほんとに上下なく、フラを愛するだけの、みんなひとつだった

そして、私達に逢いにたくさんの人も来てくださいました。

みなさん、元気に笑顔で駆け寄ってきてくれて…

嬉しかった。

今夜のフェリーで家に帰るのでダッシュで乗り込み

今回もギリギリセーフの船でした。

魂の抜け殻になった旅でしたが、子供達のパワーを私達もしっかり受け止め、自分達の未熟な部分もいっぱい感じ受け止めて…

ひとつひとつ、自分のできる事をやっていこうって思います。

今はやはり、なんといっても気候環境のことについて…何を自分達が削ぎ落として生活出来るかに

注目しています。

楽しんで生活できたら良いなぁ。

そして、毎日の生活の中で祈りと感謝を中心に生活。

これをまた確信する日々です。

答えは後からついてきます。